「押し紙」について話そうと思う
これには少し勤務してみて驚いた
若い頃に札幌で専業していた時には押し紙、抱き紙、積み紙、と呼ばれる実際には配っていないがデータ上は配ったことになっている新聞がかなりあったから今もそうなんだろうなと思っていたので意外だった
予想でしか言えないけど「押し紙」は減ってきているんじゃないかと思います
というのも昔は販売部数も今よりあって折込チラシも沢山入っていました
折り込みチラシの代金や販売部数に対しての新聞社からの補助金を考えれば紙は積んでも(架空の販売を計上すること)そこまで損しないのです
札幌で働いていた当時に架空のデータを取り扱っていたのでよくわかるのですが新聞社にもABC調査にもばれることはありません
彼らが見るのはデータのみで実際に店着してからの紙分けなんて見ないし、ましてや配達員が何部持って店を出ているかなんてチェックしていないのでばれません
今は紙を積んでいたら経営が危ういのではないかと思います
所長じゃないから知らんけど
販売店の自廃・改廃もものすごい勢いで進んでいるので新所長に経営を譲渡するときに押し紙なんてあったら清算されるだろうしね・・たぶん
ここ10年で業界全体の発行部数が怒涛の勢いで減っているのは読者の新聞離れもあるけれど「押し紙」が清算されているのも原因なんじゃないかなと個人的には推測しています